「デュアルSIM」についてご存知ですか?
デュアルSIMは、1台のスマホに2つのキャリアSIM(通信会社)を書き込み、2つの電話番号とデータ通信が行える機能になります。
デュアルSIMのメリット
- データ通信と電話通信会社の使い分けでコスト削減
- 仕事用、プライベート用の電話を1台の端末で管理
- 海外旅行で日本の電話番号そのままに現地のSIMも使える
- メインSIMのデータ量が超過してもサブSIMのデータプランで通信
- 通信障害が起きてもサブ回線で通信、通話ができる

2022年に販売されている多くのスマホは、デュアルSIM対応。
iPhoneXS以降のiPhoneもデュアルSIMに対応しています。(nanoSIM + eSIM)
デュアルSIMを活用する事で年間4万円以上の通信料金が節約になるケースもあります。
本記事では、1台のスマホで2つの通信会社のSIMを書き込む、デュアルSIMのメリットとデュアルSIMにオススメな通信会社をご紹介します。
デュアルSIMとは?
デュアルSIMとは1台のスマホに2つの通信会社のSIMを書き込むとで、1台のスマホで2回線のデータ通信と電話番号を利用できる機能。
デュアルSIMにするメリットは、大きく分けて2つの。
- 通信会社を組み合わせる事で月々のスマホ料金を抑える
- 通信会社による通信障害が発生したときに主回線(副回線)で通信、通話が可能。
通信障害が発生することで通信、通話ができない事はもちろん、バーコード決済や電子マネーなどの利用ができなくなります。
大規模な通信障害
- SoftBank 2018年12月6日 13時〜18時
- docomo 2021年10月14日 17時〜20時
- docomo 2022年2月1日 8時〜13時
- docomo 2022年4月12日 2時〜8時30分
- au 2022年7月2日 1時45分〜7月5日 15時36分
デュアルSIMは通信会社の通信障害で通信障害が発生した場合、もう1回線の通信会社でデータ通信、通話が可能。

UQモバイルの通信障害
※2022年7月2日に発生したau系の通信障害が発生。
デュアルでdocomoを契約していたので通信障害の影響なし。
2回線が同系列の通信プランでは意味なし
- docomo・ahamo・OCNモバイルONE
- au・UQモバイル・povo2.0
- SoftBank・Y!mobile・LINEMO
デュアルSIM対応のスマホを利用しているなら是非、デュアルSIMをフル活用してみてください。
docomoで通信障害が発生すればdocomo回線を利用しているahamoやMVNO(格安SIM)も通信障害の影響を受けます。
らくらくホンやシニア向け簡単スマホ等はデュアルSIMに非対応。
1台のスマホに2つSIMを書き込む事で2つの通信会社のデータ通信、通話をすることができます。
デュアルSIMのメリット
- データ通信と電話通信会社の使い分けでコスト削減
- 仕事用、プライベート用の電話を1台の端末で管理
- 海外旅行で日本の電話番号そのままに現地のSIMも使える
- メインSIMのデータ量が超過してもサブSIMのデータプランで通信
- 通信障害が起きてもサブ回線で通信、通話ができる
1台のスマホに2回線のSIMを読み込ませるにはデュアルSIM対応のスマホが必要になります。
2022年現在、販売されているiPhone、Androidスマホの多くはデュアルSIMに対応。
ータ通信で2回線の通信回線を契約することができます。
\電話かけ放題、データ通信無制限で5,258円/
デュアルSIMで必要な物
必要なモノ
- デュアルSIM対応スマホ
- SIM1
- SIM2
SIM
SIMは2種類。
スマホの仕様によってSIMを選択。
SIMの種類
- SIMカード
- eSIM
SIMの種類は2種類
eSIM + SIMカード | SIMカード * 2 |
スマホ本体内蔵(書き込む) | SIMスロットに挿入 |
|
|
iPhoneはeSIM * 1枚 、SIMカード * 1枚に対応しています。
Androidは機種によって組み合わせが異なるため使用ページで確認が必要になります。
XPERIA 5Ⅲの仕様
nanoSIM *2枚に対応。
スマホの対応SIMでSIMの種類を選択してください。
MVNO(格安SIM)の多くはeSIMに非対応。
※IIJmioはeSIMに対応
eSIMからSIMカードの発行、SIMカードの再発行有料になる通信会社もあります
SIMカード再発行手数料
- UQモバイル:3,300円
- ahamo:2,200円
- docomo:2,200円
- au:2,200円
- SoftBank:3,300円
- Y!mobile:3,300円
デュアルSIMに対応したスマホ
デュアルSIM対応のスマホが必要になります。
2022年5月に発売されている多くのスマホは、デュアルSIM対応しています。
MVNO(格安SIM)はSIMカードの取り扱い中心になるのでMVNOを基準に組み合わせしください。
通信会社仕様によって、シングルSIMのスマホもあります。
SIM2 | 代表デバイス | |
SIMカード | SIMカード | Redmi NOTE 10 Pro |
eSIM | SIMカード | iPhone |
eSIM | eSIM | Rakuten Hand 5G |
注意ポイント
デュアルSIM機能を使用するためにはSIMフリーのスマホが必要になります。
2021年10月以降に販売されているスマホはSIMフリーのスマホになります。
2021年9月30日まで購入されたスマホはSIMロックがされている可能性があるので各社マイページでSIMロックの有無を確認する必要があります。
デュアル通信対応スマホ SIMカード*2枚
SIMスロットにSIMカードを2枚セットしてスマホ1台で2回線で通信する形式。
2021年10月現在ではSIMカードを2枚挿入するタイプのスマホは減少しています。
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SIMスロットにSIMカードを2枚セッテイング。
SIMカードを本体に挿入して設定画面でデータ通信、通話を優先する通信会社を設定。

NTT DOCOMOと表示されていますがOCNモバイルONE(docomo回線)。
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Rakuten UN-LIMITはRakuten LINKアプリからの通話は0円で通話ができますが接続が不安定。
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OCNモバイルONEのレビューは【OCN モバイル ONE】 スマホが安い 新料金プランがお得? 使用感レビューを解説を参考にしてみてください。
デュアル通信対応スマホ eSIM + SIMカード
SIM情報をスマホ本体に読み込ませるeSIMとSIMカードを本体に挿入するデュアルSIMタイプ
SIMカードはキャリア、サブブランド、MVNO(格安SIM)は全ての通信会社に対応しています。
ポイント
eSIMは一部のMVNO(格安SIM)非対応のためeSIM + SIMカード対応のスマホでデュアル通信をするには、eSIMの通信会社を決めてからSIMカードの通信会社を決定することをオススメします。
デュアルSIMのメリット
デュアルSIM ココがおすすめ
- 1台のスマホで2回線持てる
- データ通信と通話を使い分けができる
- 海外で日本の番号を接続した状態で海外SIMも使える
1台のスマホで2回線 もしもの通信障害に対応
主回線であるdocomo系の回線が通信障害が起きたらバーコード決済やLINE、データ通信が全く使用できなくなります。
主回線が通信障害で接続できなくても副回線が別の通信回線(au,SoftBank,楽天モバイル)であれば通信、通話することが可能になります。
人が密集するイベント会場など通信が繋がりにくい状態でも、通信会社を切り替えるだけで接続がスムーズになるケースもあります。
震災などの影響で全ての通信回線が繋がりにくい場合もあります。
データ通信と通話 会社を使い分けができる
データ通信が安い通信プランと通話が安い通信プランとで使い分けることができます。
完全かけ放題とデータ使い放題が必要だけどdocomoやau、SoftBankなどのキャリアでは9,000円(割引適用時7,000円)程度かかります。
OCNモバイルONEの最安プランとかけ放題を組み合わせて月額1,980円とRakuten UN-LIMITを組み合わせれば最大3,278円。
完全かけ放題とデータ使い放題で5,258円に抑えることができます。
Rakuten UN-LIMITは月額料金が従量制のため3GBのデータ通信の月は1,078円。
OCNモバイルONEと組み合わせても3,058円でおさまります。
海外旅行で日本のSIMと併用しながら現地SIMも使える
海外旅行を経験された方は、渡航先でSIMを購入して日本で使用しているスマホに挿し替えて使用した経験はありませんか?
SIMを差し替えると日本で使用している電話番号やSMSが使用できなくなります。
デュアルSIMであれば日本のSIMをそのままに渡航先で購入したSIMを挿せば日本の電話番号、SMSをそのままに渡航先のSIMでデータ通信、通話をすることができます。
注意ポイント
e-SIMに対応していない国もあるので渡航前に確認しておくことをオススメ
海外旅行好きならahamo + Rakuten UN-LIMITがオススメ
ahamoとRakuten UN-LIMITは基本料金内で海外でもデータ通信が可能になります。
ahamo | Rakuten UN-LIMIT | |
月額料金 | 2,970円 | 1,078円〜3,278円 |
データ量 | 20GB | 3GB〜無制限 |
海外使用データ量 | 20GB(基本データ量から消費) | 2GB(基本データ量から消費) |
期間 | 15日以内 | 月内 |
追加購入 | 非対応 | 1GB/550円 |
海外使用データ超過後 速度制限 | 128kbps | 128kbps |
[st-kaiwa12週間以内の海外旅行であればahamoが渡航先でSIMを購入する必要ないね[/st-kaiwa1]
※15日間以上の渡航は速度制限がかかります。
Raktuen UN-LIMITも海外で月に2GBまでのデータ通信が可能。
海外旅行好きにはahamoとRakuten UN-LIMITの組み合わせがオススメ。
注意ポイント
渡航先がデータ通信対応地域かの確認が必要。
デュアルSIMの組み合わせ
デュアル通信を設定する際の注意点は異なる通信会社との組み合わせが必要になります。
MVNO(格安SIM)について
docomo、au、SoftBankの通信会社を選択ができるMVNO(格安SIM)もあります。
イオンモバイル、mineo,IIJmio、BIGLOBEモバイルは通信会社が選択が可能
docomo、au、SoftBnak、楽天モバイル違う通信会社のカテゴリーで選択。
主回線をdocomo 副回線をOCNモバイルONEに設定した場合。
OCNモバイルONEはdocomo回線を利用して通信しているためdocomo回線に通信障害が発生した場合、docomo、OCNモバイルONE共に通信障害の影響を受けます。
デュアルの組み合わせは他社の通信回線との組み合わせが原則になります。
デュアルSIMでコスト削減
2社の通信会社と契約すると毎月のコスト負担が増えそうに思いませんか?
各社通信キャリアの特徴を活かして組み合わせることでスマホの月額コストが削減することができます。
docomoのかけ放題 + データ使い放題のプランとデュアルSIMで2社のキャリアを組みわせたプランの一例をご紹介します。
※割引適用なし
docomo | ||
基本概要 | 基本料金 | かけ放題 |
ギガホ5G + かけ放題 | 7,650円円 | 1,870円 |
月額料金合計 | 9,520円 |
OCNモバイルONE | Rakuten UN-LIMIT | |
基本料金 | 770円/1GB | 1.078円円〜3,278円 |
電話かけ放題 | 0円 | 0円(Rakuten LINKからの発信のみ) |
小計 | 2,200円 | 1,078円〜3,278円 |
合計 | 3,278円(OCNモバイルONE/1GB +Rakuten UN-LIMIT/1GB) 〜5,478円(OCNモバイルONE/1GB +Rakuten UN-LIMIT/無制限) |
docomoはかけ放題 + データ使い放題プランを契約すると 9,185円に対してデュアルSIMでOCNモバイルONEとRakuten UN-LIMITを組み合わせれば2GBのデータ通信(OCNモバイルONE/1GB + Rakuten UN-LIMIT/1GB)で
最安月額2,200円。
デュアルSIMにしてデータ使いすぎた月でも最大5,478円とお得。
docomo | OCNモバイルONE + Rakuten UN-LIMIT |
|
月額 | 9,520円 | 5,478円(最高請求額) |
年額 | 114,240円 | 65,736円 |
差額 | 44,504円 |
デュアルSIMでお得な通信会社を組み合わせれば年間44,504円節約
データを使わない月のスマホ料金2,200円になります。
デュアルSIMにするならRakuten UN-LIMITとの組み合わせがオススメ!
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注意ポイント
Rakuten UN-LIMITはまだ全国に楽天独自回線が普及していないから誰にでもオススメできるサービスではありません。
Rakuten UN-LIMITのデメリット
- Rakuten UN-LIMITのRakuten LINKからの電話かけ放題はRCSを採用。
(RCSはLINE通話にも利用されているデータ通信で通話する仕組み。) - Rakuten LINKはデータ通信が不安定な環境では切れたり音飛びが発生することも
- エリアによってRakuten UN-LIMITだけでは通話品質は安定しない。
- 楽天回線エリア外ではパートナー回線(au回線)でのデータ通信(データ通信5GB超えると速度制限)
デュアルSIM化するために必要確認項目
デュアル化スマホ チェックリスト
- デュアルSIM対応しているか
- SIMロック解除されているか
デュアルSIM会社選び
SIMカードは全ての通信会社が対応しています。
デュアルSIMにするためには今、お使いのスマホがSIMフリーに対応しているか確認が必要になります。
iPhoneなどeSIM + SIMカードの場合は、2回線がeSIMに対応しているか確認をしてください。
e-SIM + SIMカード組み合わせ具体例
e-SIM | SIMカード | 月額料金 | |
コスト重視 | iiJMIO(858円/2GB) | Rakuten UN-LIMIT(1,078円) | 1,936円~ |
通信障害に備えて | Rakuten UN-LIMIT(1,078円) | povo(0円〜) | 1,078円| |
データ通信ライト〜ミドル&電話はしない | Rakuten UN-LIMIT(1,078円) | LINEMO(990円〜) | 2,068円~ |
低価格でかけ放題 | Rakuten UN-LIMIT(1,078円) | OCNモバイルONE(1,980円) | 3,050円~ |
海外旅行好き | Rakuten UN-LIMIT(1,0円78) | ahamo(2,970円) | 4,048円~ |
Rakuten UN-LIMITがオススメ
デュアルSIMにするならRakuten UN-LIMITとの組み合わせがオススメ。
1GBまでの通信は月額料金0円でRakuten LINKからの通話発信もかけ放題。
Rakuten UN-LIMITについては楽天モバイル【改悪】 Rakuten UN-LIMITⅦ 後悔しない為にデメリットと評判を参考にしてください。
※エリアによって通信、通話が不安定になるのでサブ回線としての利用がオススメ
デュアルSIMの方法
必要なモノ
- デュアルSIM対応のSIMロックが解除されたスマホ
- SIMカード1 or eSIM1
- SIMカード2 or eSIM2
SIMカード:SIMスロットにSIMカードを挿入
eSIM:プロファイルを通信会社からダウンロードしSIM情報をスマホに書き込む
主回線・副回線が自動に切り替え自由
スマホをデュアル化すると主回線と副回線を選択します。
データ通信をメインに主回線に選択すると基本は主回線でデータ通信が行われます。
主回線が圏外になった時には自動的に副回線でデータ通信が行う設定も可能。
電話発信は電話アプリを立ち上げた時のデフォルトも設定が可能。
電話アプリから主回線と副回線発信の切り替えもできます。
データ通信 | 電話発信(メイン) | |
組合せ1 | ahamo(主回線) | Rakuten UN-LIMIT(副回線) |
組合せ2 | Rakuten UN-LIMIT(副回線) | ahamo(主回線) |
組合せ3 | ahamo(主回線) | ahamo(主回線) |
組合せ4 | Rakuten UN-LIMIT(副回線) | Rakuten UN-LIMIT(副回線) |
かけ放題の電話は主回線。
データ通信が大容量の副回線などの使い方をすることができます。
デュアルSIMのデメリット
デュアルSIMについてメリットばかり伝えてきましたがデメリットもご紹介します。
デュアルSIMのデメリット
- バッテリーの消耗が速い
- 通信会社の組み合わせ次第でコストがかかる
- 同時に操作できない
- LINEは1アカウントのみ
バッテリーの消耗が早い
1台のスマホで2つの通信をしているためバッテリーの消耗が早く、スマホのバッテリーが切れたら2つ通信ができなくなります。
デュアルにしたからと言ってバッテリーが1日持たない事はなくシングルSIMよりは早く消耗される程度に考えてください。
スマホの2台持ちの1台がバッテリーが切れても、もう1台のスマホで通信することができます。
デュアルSIMで使用している場合はスマホのバッテリーが切れると2回線共に通信ができない状態になります。
モバイルバッテリー用意しておくことをおすすめします。
通信会社組み合わせでコストがかかる
SIMの組み合わせによっては現状のコストよりも料金が発生します。
LINEMO | SoftBank | |
月額料金 | 2,728円 | 6,960円 |
プラン内容 | データ通信 20GB/月 | データ通信 3GB/月 + かけ放題 |
月額合計 | 9,688円 |
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ポイント
MNO(docomo/au/SoftBank)のデータ使い放題と組み合わせるならiiJmioやOCNモバイルONEなどのMVNO(格安SIM)との組み合わせがオススメ。
注意ポイント
LINEMOは、SoftBank回線での通信になります。
SoftBank回線に通信障害が発生したらLINEMOも通信障害の影響を受けます。
デュアルにするなら別な通信会社同士の組み合わせが基本になります。
同時に操作ができない
デュアルSIMは1台のスマホに2回線のSIMを読み込ませます。
2台のスマホであれば1台のスマホで通話しながらもう1台のスマホでネット操作ができます。
デュアルSIMでは1台のスマホに2回線のSIM情報が書き込まれている為、2台同時操作する事はできません。
2回線を同時に使うなら2台持ちの方が便利に使うことができます
LINEは1アカウントのみ
LINEのアカウントは1回線に1アカウントが基本になります。
2回線契約していてもデュアルでスマホを使うならLINEは、1アカウントしか登録する事はできません。
LINEアカウントを2アカウント持ちたいならスマホを2台での使用になります。
\LINEカウントフリーとRakuten LINKで通話料無料/
デュアルSIM まとめ
2つのSIMを契約するとコストが高くなってしまいます。
基本料金が0円のpovo2.0やデータ使い放題で月額3,278円のRakuten UN-LIMITを組み合わせることで通信コストを抑えることができます。
スマホがないと生活が成り立たない状況下、通信障害でデータ通信ができないとなると生活にも影響が出ます。
不測の事態に備えて1台のスマホで2回線使えるデュアル通信がオススメ。
\デュアルSIM オススメの組み合わせ/